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五黄のトラは気が強い。

オカルト好き寅女による日々を記した書物です。

生田斗真主演『彼らが本気で編むときは、』を観てきた。

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※画像は記事と一切関係ありません。

 

パネルを見るとつい顔をうずめたくなる衝動。やめられない、とめられない。

 

 

と、こんなアホなことをしながら観てきた『彼らが本気で編むときは、』。

ざっくりストーリーを解説↓↓

 

主人公のトモは しょっちゅう家を空ける母と2人、散らかった部屋で暮らしていた。

ある日トモが帰宅すると母が数万円のお金を残して家を飛び出していた。(これが初めてではない)

 

仕方なくトモは叔父であるマキオのうちに転がり込むことに。

しかしマキオには同棲中の彼女がいた。

名前はリンコ。

リンコは心も体も女性(工事済み)だが、戸籍上は男。トランスジェンダーだ。

 

トモは最初 そんなリンコを受け入れられないが、今まで母にもらえなかった愛情をリンコから感じ徐々に心を開いていった。

 

リンコは編み物をよくしている。

作っているのは変な形のものばかり。

聞くと「煩悩」を編んでいるそうだ。

やがてトモとマキオもこの「煩悩」編みに参加することになっていく。

 

 

↑↑解説おわり

 

 

感想は

 

生田斗真かっこいい←

(ホントだけど嘘です。)

 

 

心と体の性の不一致を抱える人

その周りの人の気持ち

について考えさせられる映画だった。

 

例えばリンコの過去の回想シーンで

まだ彼女が思春期だった時代。

 

リンコは大勢の男子に囲まれ、

体育の授業で柔道の稽古をしていた。

 

受け身を取っていると柔道着が乱れ

体が露出してしまう。

それに対し悲鳴をキャッとあげたリンコは

男子全員から笑われていた…。

 

このわずか5分もないだろうシーン。

トランスジェンダーあるあるでは

「柔道の時間が恥ずかしくてとても嫌だった」

とかよく聞くし

「あーそうだろうなぁ。

私で言ったら、男子校に1人入れられ

その中で授業を受けるってことだもんね。

それは辛いだろうなぁ。」

とそのくらいの共感しか持てなかった。

 

だけど映像化することによって、

リンコの女性としての気持ち。

彼女の男性として生きている葛藤。

これが生々しく伝わってきた。

今まであるあるで聞いてきた話より

何倍も衝撃的に心に刺さった。

 

 

他にも、我が子がトランスジェンダーだと

知った時の親の反応。

この映画では2通りの親の反応がある。

 

一つ目:リンコの母の反応

「…そうだね、リンちゃんは女の子だもんね」

 

二つ目:トモの同級生の母の反応

「あなたは罪深い子」

 

 

映画を観てると同級生母に対して

「こらぁー!自分の子をそんな風に言うな!」

とか思うけど、実際、大半のお母さんは

同級生母のような反応をするんだろうなと思う。

 

お腹を痛めて

大事に大事に育ててきた愛しい我が子が

トランスジェンダーだと知ったら、

今まで目の前にあると思っていた心の距離が

急に遠く遠く離れてしまった気がすると思う。

 

だけどこの、

遠く遠く離れてしまったと感じた心の距離を

どう近づけていくか

折り合いをつけていくかが

トランスジェンダーの子を持つ親の

やるべき事なんじゃないかと思う。

 

人は自分とは違うものを異常だと感じるけど

全然そんな事ないよね。

 

そーいう考えの人もいる

そーいう気持ちを持つ人もいる

そーいう体のつくりの人もいる

 

少しでも多くの人が

自分とは違う人もいるって思えば

いつか戦争も終わるのかなぁ。

 

性とか宗教とかちっぽけな事で

みんな悩まないくらい

幸せになりますよーに。

 

 

おわりー!